重大な脊髄損傷

交通事故で入院することになれば、それなりに大ケガを負っているということです。もしかしたら、それは後遺障害なのかもしれません。

交通事故後遺障害の種類の1つである脊髄損傷。この障害は今後の生活に色々な規制が生じることとなるでしょう。

脊髄は、生きていくうえで大切な部位であることは誰もが想像できます。脊髄とは、要するに神経系で、背骨の中を通っています。身体は中枢神経の働きにより動きをともなうことができます。もしも、脊髄が損傷を受けてしまうとほぼ完治することが難しく、車いすでの生活が余儀なくされることもあります。

傷ついた箇所が脳幹に近ければ近いほど重度の障害が残ると考えられています。交通事故に遭い、脊髄を損傷した場合に、48時間以内に手術を行えば治るという説もありますが、その短時間で損傷を見極めることは並大抵のことではないでしょう。脊髄の損傷は、損傷を受けた部位で4つに分類されていますので確認してみましょう。サービカル=C(頸部)、ソラシック=T(胸部)、ランバー=L(腰部)、セイクラル=S(骨盤・仙部)の中でもランク分けがされています。発症した部位により、筋肉の麻痺につながるようです。

 

事故後の生活について

交通事故で起きた脊髄損傷では、障害が重く伸し掛かります。大きく分けて2つの症状があります。

完全型と呼ばれている完全損傷は、中枢神経からの伝達に関わる機能全般がすべて損傷していて、神経が遮断された状態にあります。腰部が損傷を受けていて、完全型であれば、足を動かすことも、感覚なども無くしている状態です。中枢神経からの伝達が途切れることなく伝わっている場合には、不完全型になります。

損傷を受けた部位に関わらず、筋肉が動かなくても、触られれば感覚が残っている場合のことを指しています。これは、完全型とは違い、リハビリテーションを行うことで、感覚を取りもどせるかもしれませんし、もしかしたら、筋肉も動かせるようになるかもしれません。

このように脊髄損傷の後遺障害では、機能の回復が見込めずに、精神に著しい障害が残り、車いすの生活や介護が必要になることが多く、本人も家族も深く傷つきます。二度と走ることもできなければ、みんなのように身軽に動き回ることも不可能になります。

今後、かなりの治療費や生活費が必要になります。保険会社の提示する慰謝料だけでは将来に不安が残るでしょう。このような時こそ、交通事故を専門にしていて、特に後遺障害についても詳しい弁護士に依頼するべきでしょう。

交通事故の被害

交通事故に遭うことで、その先の人生が大きく左右することがあります。それは、後遺症が残ってしまうほどのケガをした場合です。車など車両事故では、かすり傷程度で済みことなどほぼありません。大抵は、脳挫傷や複雑骨折、あるいは死亡など最悪なケースがほとんどです。まさに不慮の事故だと言えるでしょう。

もしも、あなた自身が交通事故に遭い、入院したとしましょう。会社員であれば、勤務先に連絡を入れてしばらく休ませてもらわなければいけません。有給休暇が多くあったとしても、それだけの日数では足りずに欠勤扱いになることも考えられます。そうなれば、月給から欠勤分の日給が引かれてしまいます。大変なことです。これでは家族を養うことなど無理です。退院するまでの期間だけであれば、貯金などの蓄えを切り崩しながらやり繰りもできるかもしれません。

しかし、障害が残るかもしれない場合には、被害者だけでなく、家族も相当不安になることでしょう。ここで大切なことは、加害者との交渉です。多くの損害を受けているので損害賠償金や慰謝料請求などをする必要があります

加害者が全面的に事故を起こしてしまっている場合には、被害者側がいくら任意保険などに加入していても、こちらの保険会社からは交渉することができないことになっています。加害者が加入している保険会社へ直接、交渉することになります。大変な思いをしている中での交渉が始まろうとしていますが、納得の行くまで話し合いを行う必要があります。